イラストの種類は大きく分けてデジタルとアナログの2種類
そんな人のために、この記事ではデジタルイラストの始め方をご紹介します。前回の記事ではイラストの描き始める心構えや才能について話しましたので、併せてそちらも読んでくれると嬉しいです。
この記事では主にデジタルイラストを始めるのに必要な環境や費用についても紹介してあります。
イラストの種類はパソコンとペンタブを使った「デジタルイラスト」通称デジ絵という物と、紙やペンを使った「アナログイラスト」と呼ばれる方法の2種類ありますが、この記事ではデジタルイラストについてだけを紹介してあります。
この記事は以下の人におすすめです
・デジタルイラストの始め方を知りたい
・デジタルイラストのソフトの種類を知りたい
・デジタルイラストはどれくらいのお金がかかるのか知りたい
・デジタルイラストで必要な環境が知りたい。
デジタルイラストを始めるのに必要な環境
昔はデジタルイラストを始めるのにそれなりの環境が必要だったんですが、最近はそうでもありません。誰でも簡単に始められます。
だってスマートフォンや、スマートタブレットがあればどこでもデジ絵が描けるようになってるから!
だからデジタルイラストと言っても、パソコンを使って描く方法とスマート端末を使って描く方法の2種類に分かれます。ここではそれぞれ紹介していこう!
パソコンを使用して描く場合
必要なものは以下の通り
①パソコン(デスクトップ/ノート)どちらでも可
②ペンタブレット(液ペン/板タブ)
③イラストソフト(SAI/illustrator/clipstudioなど)
パソコンは基本的に何でもいいですが、イラストはメモリの消費量が激しいです。最低でも4GBのメモリは積んでおいた方がいいですね。8GBあれば困るということはないでしょう。ちなみに僕は8GB以上を推奨します。
ペンタブレットは画面に直接描いていく液晶ペンタブレットとパソコンの画面を見ながら板の上にペンを走らせて描くペンタブレットの二つあり、それぞれメリットデメリットがあります。ここで紹介するとわけわからなくなるので後日また紹介します!
イラストソフトはパソコンにインストールしていないと駄目です。これが入ってないと高度なイラストは描けません。無料のものもありますが、有料のものをおすすめします。この記事の下の方でおすすめを紹介しています。
スマート端末(iPhone/iPad)を使用して描く場合
必要なものは以下の通り
①スマート端末(iPhone/ipad/Android端末など)
②タッチペン(スタイラスペン)
③お絵描きアプリ(アイビスペイント/clipstudioなど)
今では、iPhoneなどにアプリケーションをインストールすればデジタルイラストが描ける時代です。
無料でも始められるし、こちらの方が始めやすい。
指でも描けますが、おすすめはスタイラスペンというタッチペンを使うことです。
スタイラスペンというのは、筆圧を感知できるお絵描きに必須の機能を持ち合わせたペンのことで、これがあれば紙に絵を描く感覚で描けます。
※ペンタブレットは板や液晶自体に筆圧を感知する機能が付いていますがiPhoneやiPadは筆圧を感知する機能が画面に搭載されていません。そのためスタイラスペンを使用します。
この記事ではスマート端末のお絵描きの紹介はここまでなので、おすすめの機種とペンを紹介しておきます。
おすすめの端末は「iPad Pro」でおすすめのタッチペン(スタイラスペン)はApple純正の「Apple Pencil」ですね。
iPadProであれば、画面のガラス部分が薄く、ペン先との視差が少なくて描きやすいです。
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デジタルイラストを描くのに必要な環境は分かりました。それではパソコンでデジタルイラストを始めるのに必要な費用はどれぐらいなのか見ていきましょう!
パソコンと必要なスペック(3万円~)
中古でも買えますが、消耗品なので要注意!家電量販店のはExcelやらWordやらぶち込まれてて、スペックが低くても値段が高くなっているので、パソコンショップで買うことをお勧めします!
スペックの見るべきポイントは以下の通りです。赤字は重要度が高いと思ってください
メモリ | 8GB以上推奨 |
HDDorSSD(記憶容量) | 用量が多いほどいい |
CPU | イラストにはあまり関係なし |
グラフィックボード | イラストには実はあまり関係なし |
モニタ | 大きいほど描きやすい。モニタの表示色の関係で、古すぎるのもは駄目 |
一番重要度の高いものはメモリですね。これが低いとパソコンがフリーズしたりします。最悪フリーズして保存できない!みたいなことが起こりうる・・
HDDとSSDはパソコンのイラスト画像や動画のデータを保存しておく場所です。SSDは読み込み速度が速く、高性能なパソコンによく搭載されています。なくても大丈夫!
イラスト1枚1枚は用量が多くないので、HDDやSSDの用量は小さくても大丈夫。
CPUは演算処理をするコンピュータの脳みそです。イラストソフトを起動しててもそんなに使用率は高くありませんので、あまり関係がありません。
グラフィックカードは、よくイラストに必要だと勘違いされるのですが、実はあまり関係がなく、ゲームなどで3D処理をするといったことがない限りこだわらなくて大丈夫!
モニタは大きいほど見やすいですね液タブの場合あまり関係がありませんが。ペンタブレットで作業する人は少しこだわった方がいいかも。
正直ゲームもしたいし、サクサクインターネットも見たいし動画も見たいしいろいろ保存したい!っていう人はCPUもグラフィックボードもこだわった方がいい
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ドラクエも、FFもしたい!っていうのであればゲーミングPCを購入しましょう!
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ペンタブレット(液タブ5万円以上/板タブ1万円程度)
液タブと板タブの詳しい違いはまた別記事で紹介します。
簡単に紹介すれば、液タブはそのまま画面にタッチ操作をしてイラストを描くタイプで慣れやすいし描きやすい。でも高価
板タブは手元を見ずにモニタを見ながらイラストを描くタイプで、ちょっとなれるまでに時間がかかるが、不具合も少なく安価
といった感じです。ブランドはWacomが最も有名ですがHUIONなどのメーカーも良く耳にします。
おすすめはWacomで圧倒的なシェアを誇っています。ちなみに僕もWacom
購入の際に見るべきポイントは以下のところ
筆圧レベル | 2048以上あればいい |
モニタの大きさ(液タブ限定) | 大きいほど作業しやすい |
色域カバー率(液タブ限定) | 70%以上あればいい |
応答速度 | 25ms以下であればいい |
といったところ。これぐらいあれば初心者なら十分だと思います。上級者になるともっとこだわると思いますが・・
筆圧レベルが高いほど筆圧を感知しやすいということ
色域カバー率が高いほどプリントアウトしたときや他の端末でチェックしたときに色の違いが少ない
応答速度が低いほど、実際のペンの動きと画面の動きの差が少ない
です。
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液晶ペンタブレットPCなるものも存在しています。
通常、液タブとパソコンの2つを接続して使うものですが、液タブとPCが一緒になった2in1のペンタブレットもあります。
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ペイントソフト(無料~2万円程度)
ペイントソフトはとても重要です。たくさんのペイントソフトがこの世にあふれていますが、これもシェアを見れば3つか4つぐらいに絞れます。
おすすめのペイントソフトは以下です
①CLIPSTUDIO PAINT(通称クリスタ)5,000円~22,000円
②ペイントツールSAI 5,000円
③PhotoshopCC(abobe社のもの)月々2,000円程度
④illustratorCC(abobe社のもの)月々2,000円程度
このうちのどれか一つあれば十分です。業界ナンバーワンシェアを誇っているのがCLIPSTUDIOです。漫画も描けるし、パース線も引ける。多機能で使いこなせたら強いと思うよ!
CLIPSTUDIO EXは漫画も描けるツールが備わっていて、22,000円ぐらいします。イラストを描くだけなら5,000円程度のCLIPSTUDIO PRO
SAIはとてもシンプルなソフトで昔から数々のイラストレーターから愛用されているソフト。初心者でも使いやすい。
Photoshopは、写真加工によく使われるPAINTツールで、SAIと併せて使う人もおおく、加工メインで用いる。
illustratorを使用しているひとは結構少ないイメージだけど、デザインの会社などの求人ではPhotoshopとillustratorのスキルを求められることが多い。
僕は、SAIを使用していますが、CLIPSTUDIOもたまに使用しています。初心者の方はどちらかが良いでしょう。
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環境を揃えたらあとは練習あるのみ!
パソコン、ペンタブ、ソフトを揃えたら後は練習あるのみです!
最初はゲームキャラの簡単なイラストでも描いてみましょう。ドラクエのスライムとか!
いきなり難しいのは描けないと思います。とにかく誰に何を言われようが趣味は楽しむことが大切です。
環境をそろえたまでは良いけど、何から描き始めたらいいのかわからず、何から手を付けていいかわからず、ペイントソフトの使い方がわからず・・・
覚えることがたくさんある・・・でなかなかデジタルイラストが継続しない人がいますが、ここからがスタートです。
丸と点と線が描ければそれだけで立派なイラストですよ。頑張ってくださいね!応援しています!